方向の調節が大切?アンテナ工事

衛星放送の電波は光のように一直線に届く

地デジ放送を受信するためのアンテナと衛星放送を受信するためのアンテナは、それぞれまったく別の種類です。したがって取り方も異なります。二つのアンテナのうち、方向の調節がシビアなのが衛星放送用のアンテナです。
衛星放送の電波というのは静止衛星から送られてくるのですが、光のように一直線になって地球に届くので、ちょっとでもアンテナの角度がずれてしまうと受信できないのです。
また、水平方向のみを大まかに合わせれば受信できる地デジアンテナに比べ、衛星放送用のアンテナの場合、水平方向と垂直方向の二つをしっかりと合わせなければなりません。そのため、設置場所が同じであれば地デジアンテナの工事よりも時間と手間がかかりやすいのです。

角度の調節が中途半端だと雨のときに見られなくなることも

では、方向がずれていると具体的にどうなってしまうのでしょうか。現在のテレビ放送はすべてデジタルであり、以前のアナログ放送のように少しでも電波を拾っていればぼんやりと映るといったことはありません。ちゃんと映るか、まったく映らずテレビ画面にエラーが表示されるかのどちらかです。
もし、方向がぴったりと合った場合はテレビのアンテナレベルと呼ばれる数値が上昇します。高ければ高いほど安定して放送を受信することができるので、衛星放送を受信できるようになってもそれで工事終了ではなく、さらに角度の調節を行い、もっともアンテナレベルが高いところで固定します。
アンテナレベルがあまり高くない状態で固定してしまうと、雨天時に衛星放送が受信できなくなる可能性があり、その場合は再度調節をしなければなりません。